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約6.5M間口、34坪程の敷地でした。
建蔽率、容積率の厳しいこの敷地に「バリアフリーを考慮し出来る限りワンフロアでの生活を」とのご要望から計画は始まります。
建物を南北に分割させたところに中庭を設け、その中央には株立ちしたヤマボウシを植えました。
一間(1,820mm)×一間半(2,730mm)と小さな庭ですが、そこから入る光や風により家全体を豊かな空間にし、家中どこからでも季節を感じられます。

内部では、将来の生活にも配慮し、上下階の移動をスムーズに行えるよう階段昇降機を設けました。
これにより2階を有効利用できるようになり生活の巾が広がりました。
さらに、階段の踊り場から出入りできる大収納「蔵」を取り入れ収納も充実。
その蔵の上に位置する2階からは大文字山や比叡山を望むことも出来ます。
設計するにあたり、まずはその敷地や周辺環境を知ることが大切です。

MISAWA Designers Office
Senior Designer Kazunari Matsuda